性と宇宙 元カノとの馴れ初め
生物は何故存在し、何故繁殖するのか。
そして宇宙は何故存在するのだろうか。
謎を探るべく、私は旅に出た。
大学を卒業して数ヶ月経った頃、私は旅に出ることを決意した。
高校の時の男友達と、女友達(幼馴染の大学の友達)の3人で旅に出た。
この時点で私はある過ちを犯していたのだった。
まず旅の内容を説明しよう。
好奇心旺盛で、当時は性欲も旺盛だった私は、格安の風俗に関心を抱いていた。
そして、亀有に2千円のピンサロが存在することを突き止めた。(A点)
次に、亀有から徒歩10分ほどの場所にプラネタリウムがあることも発見した。(B点)
このA点とB点を結んで、旅に出る決意をしたのだった。(自転車で)
私が犯した過ちは、ノリで女友達を誘ったことだった。
彼女がこの旅に参加していなかったら、我々は性と宇宙の関係性のみならず、宇宙の真相に一歩近づくことが出来ていただろう。
結果として、この旅は不発に終わった。
まずピンサロは、男が行く場所なので行けなかった。また、急いで現場に向かったものの、プラネタリウムの最終上演時間に間に合わなかったのである。
当時、私の幼馴染が亀有に住んでいたので、自宅を訪問した。
そこでのんびりと過ごしていたのだが、高校の友達は先に帰宅した。
夜も遅くなったので、私も女友達を連れて帰路についた。
彼女に自転車を貸していたので、一旦私の自宅に引き返す予定であったが、着いた時点ですでに最終電車が終わっていた。
次の日が日曜日で、朝からW杯中継があるため泊まっていくことを推奨すると、彼女は快諾した。
そして何故か布団一枚の上に我々二人は就寝することになったのだ。
一度も交わったことのない男女二人が一枚の布団で寝るということも、宇宙を感じることが出来る要素の一つなのだろうか。微妙な距離感と緊張感。理性と本能の狭間。
この日から我々は交際を始めたのだが、お互い当時付き合っていた人がいた。が、お互い恋人と別れ、私と彼女は付き合い始めた。
半年ほど彼女と付き合ったが、彼女はキャンドルに恋をするようになり、そんなキャンドルに私は嫉妬し、我々は別れた。
人は真理を求めて探究する。しかし真理の途中には様々な経緯があり、それによって真理に辿り着かないことも多々ある。
今回の事例もその一つとして、真理の探究に関しての今後の研究課題としてこの記事を終えたい。